いつも有難うございます。米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。
今回は最近S&P500入りも果たした人気企業であるテスラについて記載したいと思います。
テスラははどんな会社なのか?単なる電気自動車を販売している企業だと思っている方は、その価値を大きく見誤っていると思います。
今回は以下の点について簡単にまとめています。
良ければ最後までご参照ください。
本記事は一部「2025年を制覇する破壊的企業」を参考にさせていただきました。 興味がある方は合わせてご確認ください。
テスラは電気自動車を販売しているだけの会社ではない
テスラのミッション
私はテスラに投資する前はただの電気自動車を販売している企業だと思ってました。
しかし、実体は大きく違く、テスラという会社が掲げているミッションは
エネルギー問題、大気汚染の解決や地球温暖化の防止などの環境問題の解決
となります。
つまりこのミッションを達成する手段として電気自動車を販売している企業であり、電気自動車が世の中のトレンドだからという理由で我が社も売り出そうといった自動車メーカーとは、そもそも根本の考え方が違ってます。
パワーウォール事業

実際にミッションの実現に向けて他の事業も並行して進めていて注目されているのが「パワーウォール事業」です。
パワーウォール事業は、ソーラーパネルの設置ならびに充電などのサービスをサブスクリプションで行うものです。
初期費用は無料で、月額5000円となり、毎月平均して6000円ほどの電気発電がされるため利用者は1000円得をするといったものです。
当然、発電した電気でテスラの充電ができ、先のエネルギー問題を解決することが可能になります。
最近「電気自動車の発電コストを考えるとCO2の排出量は変わらない」という意見もありますが、再生可能エネルギーが普及すれば問題ないですね。
ハイパーループ事業

ハイパーループ計画は渋滞中に発生する二酸化炭素やエネルギーロスに対する取り組みになります。
渋滞を緩和するために、地下に真空のトンネルを掘って自動車が高速移動するというような構想になります。
夢物語のように聞こえますが、既にロサンゼルスから別拠点のトンネルはほぼ完成しているそうです。
同事業は、同じくイーロンマスクがCEOのボーリングカンパニーで行われている事業になり、実際にテスラ車両がトンネルを走行している様子はYoutubeに公開されているます。
リンクは貼っておきますので、興味のある方はご参照ください。
イーロンマスクの存在が強み

テスラの強みはイーロンマスクの存在です。私は「テスラ」=「イーロンマスク」だど思ってます。
イーロンは、サイエンスやテクノロジーに詳しいため、どのような人材を採用すれば事業が成功するかを理解していると言われています。
実際にイーロンの元には元NASAなど国の機関で働いていた超優秀な人材が続々と入社してます。
またイーロンは実力のある人には年齢関係なくポジションを与えるため、テスラの現CFO(最高財務責任者)は35歳の若さです。
イーロンの人柄を語るとして有名な話ですが、「開発当初、工場の自動化が上手くいかなかったため、イーロン自身が工場に泊まり込み人力で新しいモデルを作り上げた」という実話があります。
テスラのモビリティ
テスラ車の思想

よく言われるのがテスラはIT企業だということです。
従来の自動車メーカーは「車両にコンピュータを載せる」という考えが多いですが、テスラは全くの逆で「コンピュータに車輪をつける」という発想なのです。
なので、ソフトウェアが抜群に優れており、運転席周りもメーター類は何もなく、大きいタッチパネルがあるだけというシンプルなデザインになってます。
ソフトウェアの定期アップデート
よくAppleのIPhoneと例えられます。
テスラ車はインターネットでクラウドと繋がっているのでおよそ2ヵ月ごとにソフトウェアがアップデートされ機能追加がされます。
その度に
といった従来のガソリン車では考えられないことをしています。
現在はハードウェアや半導体の交換も定期的に行っているそうです。
なので自動運転技術レベル5が実現した際は、新たにテスラ車を購入するのではなく、既に乗っている車がソフトウェアアップデートにより自動運転が可能になるといった具合になります。
日々進化する車、これが今までの自動車の概念そのものを変えたと言われています。
100万車のデータ
よくテスラが他社を大きくリードしている要因として挙げられるのが「走行データの量」になります。
テスラは既に公道を走っている車両が100万台あります。今現在も100万台の車両に搭載されているカメラやセンサーからデータを取得し自社サーバに保管し、車両やサービスの開発に活かしてます。
2018年の終わり時点で
企業 | 走行距離 |
---|---|
テスラ | 推定5億マイル(約8億キロ) |
ウェイモ | 130万マイル(約209万キロ) |
GMクルーズ | 44万7千マイル(約72万キロ) |
となっておりその凄さが伝わると思います。現在の販売台数を考えるとその差は開く一方かと思います。
この走行データをもとに「テスラ・インシュランス」という保険事業なども行っており、一般的な保険会社より20%~30%ほど安くなってます。
まとめ
今回は、テスラやイーロンマスクの行っている事業についてご紹介させていただきました。
以下の点にフォーカスできたかなと思います。
本記事ではあまり触れませんでしたが、テスラは今後ロボタクシー事業の展開も目指しており、それは既存の産業を再定義するほどの影響を与えると考えてます。
今後もテスラやイーロンマスクには目を離せませんね。
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本記事は元グーグルの山本康正さんの著書「2025年を制覇する破壊的企業」を参考に執筆してます。
今回はテスラについて記載してますが、この著書では2025年を制する企業としてGAFAMの他に以下の企業について分析されてます。
- テスラ
- ショッピファイ
- クラウドストライク
- ネットフリックス
- ロビンフッド
- インポッシブル・フーズ
未上場の企業もありますが、各企業の未来図が描かれていて投資していく上で非常に参考になりました。興味がある方はぜひ読んでみてください。
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