米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。
今回は 日本の証券会社から購入可能な SOXL という 半導体のレバレッジETFをご紹介したいと思います。
構成銘柄や将来性、過去のパフォーマンスなど記載してますので、最後までご覧いただけたら幸いです。
※ 記載しているデータは2021年5月8日時点のETF.comの内容を元にしています。
SOXLの基本情報
SOXLとは
SOXLは「Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares」という名称です。
SOXLはフィラデルフィア半導体株指数に連動していますが、日々のリターンは指数の3倍を目指している商品になります。(SOXXも同じ指数にレバレッジなしで連動してますが、日本の証券会社での取り扱いはなかったと思います。)
フィラデルフィア半導体株指数は、主に半導体の設計、流通、製造、販売に携わる企業を対象とした修正時価総額加重型のインデックスです。
対象となるのは米国の上場企業で、ADRに上場している外国企業も対象となります。
規模別に銘柄を選定して加重するSOXLは、加重の上限を8%に設定しており、大きな時価総額1社の与える影響を緩和しております。
基本データ
基本的な情報は以下に記載します。
出来高はかなり大きい方だと思います。同じ3倍ETFのTECLで$83Mほどですので、約10倍になります。
経費率は他のレバレッジETFと同水準だと思います。
SOXLの構成銘柄
銘柄比率(上位10種)
以下がSOXLの構成銘柄になります。(キャッシュを除く)
銘柄名 | ティッカー | 比率 |
---|---|---|
NVIDIA | NVDA | 7.13% |
Texas Instruments | TXN | 7.13% |
Qualcomm | QCOM | 6.69% |
Broadcom | AVGO | 6.39% |
Intel | INTC | 6.33% |
Applied Materials | AMAT | 3.73% |
Lam Research | LRCX | 3.66% |
ASML Holding | ASML | 3.64% |
NXP Semiconductors | NXPI | 3.53% |
KLA Corporation | KLAC | 3.39% |
他:MU、AMD、TSMなど
※データはFutubullより抽出してます。(2021/5/8時点)
構成銘柄について
まず基礎知識ですが、半導体業界は主に
- 半導体メーカー
- ファウンドリ
- 半導体装置メーカー
があります。
構成銘柄の上位を各分野に振り分けると以下のようになります。
半導体メーカー
- NVDA:GPU
- TXN:アナログ半導体
- NXPI:アナログ半導体
- QCOM:スマホ・通信向け
- AVGO:スマホ・通信向け
- AMD:PC、サーバー向け
- INTC:PC、サーバー向け
- MU:メモリ(DRAM、NAND)系
ファウンドリ
- TSM:製造受託
半導体装置メーカー
- AMAT:CVD、スパッタ、CMP向け
- KLAC:検査測定向け
- ASML:露光向け
- LRCX:エッチング向け
半導体のマーケットについて
2021年の半導体市場成長予測は11%~12%と予測されてます。
現在、半導体各社が供給不足となる状況となっており、これ以上の数量は伸びは期待できない一方で、半導体価格の値上げが相次いでいるのが現状です。
また、各社は巨額な設備投資が計画されていることから2桁成長は確実の見通しとされてます。
市場を牽引しているのは
- スマートフォン(市場規模:約1150億ドル)
- PC(市場規模:約700億ドル)
- 自動車(市場規模:約400億ドル)
の3分野となってます。
今後5G通信に加え、コネクテッドカーが量産されるフェーズになれば、半導体業界の需要は高まるかと思います。
(引用元:https://news.mynavi.jp/article/20210217-1737249/)
過去データ
SOXLのチャート
5年のチャートになります。

チャートを見てわかる通り、ボラティリティが非常に大きいですね。また、過去5年をみても、現在最高値付近をもみ合っており、半導体業界の好調さは伺えます。
コロナの底の2020年3月から10倍近くになってます。
過去のパフォーマンス
直近の期間パフォーマンス
- 1ヵ月 :-23.22%
- 3カ月 :-5.87%
- YTD (年初来): 11.15%
年平均のパフォーマンス
- 1年 :332.31%
- 3年 :56.40%
- 5年 :90.18%
5年ホールドした場合の年平均90%越えは恐ろしいパフォーマンスだと思います。
まとめ
今回はSOXLの内容をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。今好調の半導体企業にレバレッジがかけれるため、魅力的に思えます。
現状、右肩上がりのためレバレッジの恩恵を十分に享受している印象です。
当然レバレッジ商品は下落の圧力も大きいのでご利用は計画的にお願いします。
最後までご覧いただき有難うございました。Twitterもやってますので yu (@yu_techs) をフォローお願いします。
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