米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。
今回は日本の証券会社から購入可能な SMHという 半導体ETFをご紹介したいと思います。
SMHはレバレッジなしのETFのため、ボラティリティがSOXLなどより低く長期保有には向いているかと思います。
半導体3倍レバレッジETFのSOXLについてはこちらをご参照ください。
※ 記載しているデータは2021年5月29日時点のETF.comの内容を元にしています。
SMHの基本情報
SMHとは
SMHは「VanEck Vectors Semiconductor ETF」という名称です。
米国に上場している半導体企業のETFとなっており、ADRなどで上場している外国企業も対象となります。
企業収益の50%が主に半導体および半導体装置の製造に関わるものでなければ選定対象外だそうです。
ETFの採用は、選定対象企業の中から以下の基準でランクづけし決定するそうです。
- 浮動株時価総額の高い順
- 3ヶ月間の平均デイリー取引量の高い順
この2つのランクを合計して、上位25社が選出されます。ただ、採用時は大企業をより重視しているそうです。
基本データ
基本的な情報は以下に記載します。
出来高や運用資産額は同じ半導体ETFのSOXL(レバレッジですが)より2倍以上と全然高いです。
開始日も2000年と実績のあるETFと言えるのではないでしょうか。
経費率は0.35とVOOやQQQなどと比べると少し高いですね。
SMHの構成銘柄
銘柄比率(上位10種)
以下がSMHの構成銘柄になります。
銘柄名 | ティッカー | 比率 |
---|---|---|
台湾セミコンダクター | TSM | 14.55% |
NVIDIA | NVDA | 8.44% |
ASML Holding | ASML | 6.17% |
Intel | INTC | 5.46% |
Texas Instuments | TXN | 5.09% |
Lam Research | LRCX | 5.08% |
Applied Materials | AMAT | 5.02% |
Broadcom | AVGO | 4.80% |
Qualcomm | QCOM | 4.78% |
KAnalog Devices | ADI | 4.43% |
他:AMD、NXPI、MU、KLACなど
構成銘柄について
特徴としては
- 台湾セミコンダクター(ファンダリー)
- NVIDIA(ファブレス)
- ASML Holding(装置メーカー)
でETFの3割を占めるところでしょうか。
上記3社は半導体に少し興味がある人であれば全員知っているくらいのスーパー企業ですね。
こうやってみるとSMHの上位3社はファンダリー、ファブレス、装置メーカーと全く競合してないのは個人的に少し面白いと思いました。
同じ半導体ETFとして有名なSOXL(SOXX)は台湾セミコンダクターが3%くらいしか入っていないので、違いは何?と聞かれたら、まずこの企業の寄与率が挙げれるかなと思います。
各企業の概要や半導体のマーケットについてはSOXLの記事で軽く触れてるので割愛します。
SMHの過去データ
株価・チャート
5年のチャートになります。
- SMH:青
- QQQ:オレンジ
- VOO:緑

あのQQQを大幅にアウトパフォームしてます。AIやデータセンター需要から半導体市場は今後も伸びると思われているため、最近も非常に堅調に推移してますね。
過去のパフォーマンス
直近の期間パフォーマンス
- 1ヵ月 :-3.24%
- 3カ月 :1.78%
- YTD (年初来): 12.28%
年平均のパフォーマンス
- 1年 :77.44%
- 3年 :33.12%
- 5年 :35.94%
毎年30%増加したら凄い複利の力を享受できそうです。今後はパフォーマンスは落ちるにしろ年20%は期待できるのではないでしょうか。
まとめ
今回はSMHの内容をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
半導体銘柄は最近どれも堅調に推移しており、現在は高値圏付近という銘柄が多くあります。
半導体業界が伸びると予想してるけど、個別企業については詳しくないという方には非常におすすめできます。
最後までご覧いただき有難うございました。Twitterもやってますので yu (@yu_techs) をフォローお願いします。
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