いつも有難うございます。米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。
今回は LIT という リチウムバッテリーETF について記載したいと思います。
構成銘柄や将来性、過去のパフォーマンスなど記載してますので、最後までご覧いただけたら幸いです。
※ 記載しているデータは2021年1月4日時点のETF.comの内容を元にしています。
LITの基本情報
LITとは
LITとは主にリチウムの採掘、精製、バッテリー製造を含む幅広い企業で構成されたETFになります。
リチウムバッテリーは電気自動車に使用されているため、近年の電気自動車の普及の流れで需要が急激に高まってます。
今後、各国の情勢をみてもガソリン車から電気自動車の流れは加速していくため、LITは最近注目を浴びています。
基本データ
LITの構成銘柄
銘柄比率(上位10種)
銘柄名 | 比率 |
---|---|
Albemarle | 11.94% |
Ganfeng Lithium | 6.19% |
Tesla | 5.37% |
Samsung | 5.37% |
Contemporary Amperex Technology | 5.19% |
BYD | 5.12% |
EVE Energy | 5.03% |
Panasonic | 4.75% |
LG Chem | 4.63% |
Sociedad Quimica | 4.44% |
上位10種類でおよそ58%のウエイトとなります。
構成比率1位のAlbemarleは電気自動車用バッテリー用のリチウムの最大のプロバイダーになります。
構成比率2位のガンフォンリチウムは中国のリチウム製造している会社になります。
他にもテスラやBYD、韓国のサムスンといったリチウムバッテリーの製造に一部関わっている企業もETFに含まれています。
日本のパナソニックもリチウムバッテリーをテスラに供給しているためトップ10に含まれています。
国別の比率
主な投資先の国は以下の通りになります。
- 中国:37.22%
- 米国:19.13%
- 香港:12.33%
- 韓国:10.86%
- 日本: 6.63%
中国企業が多く含まれています。次点でアメリカとなります。
若干中国に偏りはあるもののある程度は投資国が分散されている形になります。
過去データ
LITのチャート

5年のチャートになります。
やはり直近1年のEV需要の増加により大きく上昇していることがわかります。
過去のパフォーマンス
以下が過去の年平均のパフォーマンスです。
- 1 年 :130.75%
- 3 年 :19.13%
- 5 年 : 27.6%
- 10年: 4.81%
過去1年で急激にパフォーマンスが向上していることがわかります。
まとめ
LITはリチウムイオンのETFではありますが、テスラやサムスンなどのリチウム以外の事業も展開している企業もそれなりに含まれている点は知っておくべき点だと思います。
投資先も中国が一番大きいため、政治面の懸念が少なからずあります。
ただ、電気自動車への流れは世界中で加速しているため、リチウムの製造企業がよくわからない場合は、そのテーマに投資するという意味でLITというETFは非常に優秀だと思いました。
経費率が0.75%と若干高いものの、直近のパフォーマンスは非常によく、2021年も更に上回る可能性は十二分にあるため、個人的にはあまり気になりません。
投資は自己責任ですが、気になった方はぜひ検討してみてください。
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