米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。
今回は 日本の証券会社から購入可能な CWEB という 中国株のハイテク企業のレバレッジETFをご紹介したいと思います。
構成銘柄や将来性、過去のパフォーマンスなど記載してますので、最後までご覧いただけたら幸いです。
※ 記載しているデータは2021年5月5日時点のETF.comの内容を元にしています。
CWEBの基本情報
CWEBとは
CWEBは「Direxion Daily CSI China Internet Index Bull 2X Shares」という名称です。
CWEBはKWEBと同じ原指数に連動していますが、日々のリターンはKWEBの2倍を目指している商品になります。(つまりボラティリティがKWEBのおおよそ2倍になります。)
別途、構成銘柄なども紹介しますがKWEBの特徴としては以下の通りです。
- 海外に上場している中国のインターネット関連企業の株式のみを対象
- 中国のインターネット・ソフトウェアやサービス・プロバイダーを対象
- ハードウェア企業は対象から除外
中国のインターネット企業が構成銘柄のほとんどを占めるETFになってます。
基本データ
基本的な情報は以下に記載します。
出来高はかなり低いですね。(同じ中国ハイテクETFのCXSEよりやや低いくらいです。)
経費率もレバレッジETFは高いことが多いですが、同じレバレッジETFのTECLやWEBLは1%くらいですので、それらよりも若干高いことがわかります。
CWEBの構成銘柄
銘柄比率(上位10種)
CWEBが元にしているKWEBの内容をご紹介します。
銘柄名 | ティッカー | 比率 |
---|---|---|
Tencent | ー | 10.72% |
Alibaba | BABA | 10.30% |
Meituan | ー | 7.57% |
Pinduoduo | PDD | 6.43% |
Baidu | BIDU | 5.54% |
NetEase | NTES | 4.60% |
Trip.com | ー | 4.47% |
KE Holdings | BEKE | 4.39% |
Bilibili | ー | 4.34% |
JD.com | JD | 3.84% |
上位10銘柄のみで62%以上を占める形になります。
構成銘柄について
中国のインターネット企業の代表格が組み入れ比率上位を独占してますね。
個人的に、テンセントやMeituan(美団)などを香港市場で買い付けようと思うと最低単元制度によりある程度まとまった資金が必要なので、ETFで間接的に保有できるのは有難いなと思います。
過去データ
CWEBのチャート
5年のチャートになります。

チャートを見てわかる通り、ボラティリティが非常に大きいですね。
コロナの底の2020年3月から5倍になってますが、2021年の最高値から現時点で半値になります。
過去のパフォーマンス
直近の期間パフォーマンス
- 1ヵ月 :-3.73%
- 3カ月 :-29.11%
- YTD (年初来): -10.94%
年平均のパフォーマンス
- 1年 :110.21%
- 3年 :3.92%
ボラティリティが大きいので、特定期間を切り取ったパフォーマンスよりもチャートをご覧いただいた方がわかりやすいかもしれません。(あまりいい成績とはいえませんね。)
まとめ
今回はCWEBの内容をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。中国の人気インターネット企業が多く含まれており、魅力的に思えます。
ただ、過去チャートの通りCWEBも含めたレバレッジETFは、バイ・アンド・ホールド型の投資ではないため、1日以上のレバレッジ効果を期待することはできません。
過剰に売られたところで短期的に保有するのが良いのかなと個人的には有効に思えます。
長期保有であれば、以前ご紹介したCXSE(レバレッジなし)の方がいいかもしれません。構成銘柄もCWEBと似てるのでご参照ください。
最後までご覧いただき有難うございました。Twitterもやってますので yu (@yu_techs) をフォローお願いします。
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