【Baidu/百度】2020 4Q 決算レポート!AIとクラウド事業が絶好調!

銘柄分析

いつも有難うございます。米国株で資産運用している yu (@yu_techs) です。

2021年2月17日に百度の2020 4Q の決算がありましたので、IR情報を元にその内容をまとめたいと思います。

本記事では

  • IRの内容を紹介
  • 最後に個人の見解

となってますので、是非最後までご覧ください。

公式IRは以下に置いておきますので、原文を確認したい方はご参照ください👇

 

 

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BIDU 2020年第4四半期決算 冒頭コメント

以下、IR冒頭の決算の総評(抜粋)

AI企業のリーディングカンパニーである当社は、本日2020年12月期第4四半期および通期の業績を発表しました。

Baiduは事業改善の恩恵を受け、2020年を順調に終了しました。

我々は「マクロ経済環境と産業用インターネットのデジタル化」に焦点を当てています。技術革新が功を奏し、Baidu Coreの非マーケティング収益が伸びています。

Baiduの共同創業者兼CEOであるRobin Li氏は、非マーケティング収益が第4四半期に前年同期比52%の成長を遂げたことにより、既に「強力なインターネットを持つAIのリーディングカンパニー」として位置づけられていると言います。

当社は、

  • クラウドサービス
  • 自律走行
  • スマートトランスポーテーション
  • その他のAI

といった巨大な市場をつかむための基盤や機会を提供します。

また、巨大なより多くの非マーケティングサービスを提供することで、インターネットのリーチを拡大しています。

Baiduの収益は164億ドルに達し、調整後の利益は42億ドルに達しました。

2020年は未曾有の年であったにも関わらず、長年の “研究、AIチップデザイン、開発者コミュニティ、特許、人材育成” への投資のおかげで成長を加速させることができました。

例えば、AIで差別化するBaiduのAIクラウドソリューションは第4四半期に前年同期比67%増となり、年率20億ドルに達しました。

Baiduの長期的な成長を最適化するために、今後もテクノロジーへの多額の投資を継続していき、テクノロジーで世界をシンプルにする使命を追求します。

 

第4四半期・2020年度決算ハイライト

  • 4Q 売上高は46億ドル(YOY 5%)
  • 4Q 税引前・調整後利益は13億ドル
  • 利益率:28%

 

事業別のハイライト

全体

  • Baidu Open AI Platformの開発者コミュニティは265万人に達し、委託調査によると中国企業の中で最大規模となっている
  • Baiduは中国で最も多くのAI特許と特許出願のポートフォリオを保有している
  • Baiduは、電気自動車やRobotaxisを可能にするなど、スマート交通や自律運転への取り組みにより、炭素排出量を減らし、交通効率、交通安全、大気汚染を改善し、グリーンエネルギーと環境をサポートしています
  • 2020年第4四半期に5億8,100万ドルを株主に還元し、2020年の自社株買いは2019年の7億米ドルから19億米ドルに増加
  • 2020年の12月には、自社株買いプログラムを45億ドルに増額し、そのうち28億ドルは2022年12月31日まで買い戻し可能

 

AIクラウド

  • IDCが発表した2020年上半期の最新レポートによると、中国のAIパブリッククラウド市場でBaiduが1位となっている
  • Baidu Brainを搭載し、会話型AIで大規模な顧客の電話を処理するBaidu AIコールセンターソリューションは、コールサービスの品質向上と業務効率化のための業界標準になりつつある。最初の主要顧客である大手通信事業者は、2回のリピート購入を果たしており、航空、金融サービス、エネルギー、自動車など複数の業界の顧客にAIソリューションが採用されている
  • Baiduは広州でスマート交通プロジェクトのフェーズIを完了し、Apollo V2Xスマート道路インフラとApollo Mobility as a Service(MaaS)を展開している
  • スマート交通プロジェクトは広州市黄埔区の102の交差点をカバーしており、周辺に進入する商用車にはDuerOSを搭載したバックミラーを導入しており、違反車両のナンバープレートが泥で覆われていても交通違反の取締りを可能にしている
  • Apollo MaaSを利用することで、地元の通勤者はBaidu AppやBaidu MapsからApollo robotaxiやロボバスを注文することができる
  • 北京、広州、上海、重慶などとのスマート交通におけるアポロの戦略的パートナーシップは、現代都市にとって重要なマイルストーンとなりつつあり、交通当局が交通効率、交通安全、大気汚染をより良く管理・改善できるようにするための「交通の頭脳」としての役割を果たしている
  • Baiduは2020年の年次ABCサミットで、検索、産業用AI、スマート交通機関での利用を目的としたKunlun II AIチップの量産を今年後半に開始する計画を発表した

 

自律運転

  • アポロのロボタクシーとロボバスのフリートは、2020年12月時点で21万台以上の乗り物にサービスを提供している。
  • 百度は中国で初めてドライバーレス試験許可を取得し、カリフォルニア州と中国の両方でドライバーレス試験許可を取得した最初の中国企業であり、Apolloの中国での自律運転ライセンス数は199に到達
  • アポロは、2020年北京自律走行車路上試験報告書によると、3年連続ですべての試験カテゴリーにおいて同業他社をリードし、中国の自律走行企業のトップに選ばれています
  • アポロの自律走行(ASD)は勢いを増しており、高精細(HD)マップや自動バレーパーキング(AVP)などのサービスについて、地元および多国籍の大手自動車メーカー10社と戦略的パートナーシップを締結
  • Baiduは電気自動車会社を設立し、その知能運転能力を次世代の乗用車の動力源にすることを計画しており、ボルボと吉利汽車ブランドの所有者である大手自動車メーカーの浙江吉利控股集団と戦略的パートナーシップを結び、自動車の設計と製造の専門知識を提供している

  

スマートアシスタント

  • DuerOSの月間音声クエリは62億件、Xiaodu端末での音声クエリは2020年12月に37億件に達し、前年比66%増となった
  • DuerOSのスキルストアは現在、幅広いジャンルの4400以上のスキルを提供しており、開発者コミュニティは4万7000人に達している
  • 市場調査会社IDC、Strategy Analytics、Canalysによると、Xiaoduスマートディスプレイは2020年第3四半期のスマートディスプレイ出荷台数で世界第1位となった。

  

モバイルエコシステム

  • Baiduは、2020年12月にはBaidu Appの月間アクティブユーザー(MAU)が5億4400万人に達し、1日のログインユーザー数が1年前から18ポイント増の70%以上に達するなど、強固なインターネット基盤を強化している
  • BJHのパブリッシャーアカウントは48%増の380万人に達し、BJH上のクリエイターは1年前の3倍近くに増加した。知識を中心としたトピックのライブストリーミングセッションの1日平均セッション数は2020年12月に前々年比3.5倍に増加
  • スマートミニプログラムのMAUは4億1400万人に達し、SMPの数は2020年12月に前年比124%増加
  • マネージドページの収益は、Baidu Coreのオンラインマーケティング収益の1/3に達し、1年で24%増加した。30万人以上のマネージドページの顧客がBaiduマーケティングクラウドを採用している

BJH・・・パブリッシャーネットワーク。MCN、メディア、その他の専門的なソースからのニュース記事、写真、ショートビデオ、ライブビデオ、拡張現実クリップを集約し、検索、フィード、ショートビデオ製品を通じて配信することができる

スマートミニプログラム・・・ショッピングや配達、レンタルなど従来は単独アプリとして提供していたようなサービスを、ユーザーに別途アプリを追加インストールさせることなく利用してもらうアプリ

マネージドページ・・・サイトのオーナーがBaiduのプラットフォーム上でアカウントを開設することで、検索結果などエンゲージメントに、Baiduのツール、サービス、AIを活用して、より効率的に管理することができる

  

総評とガイダンス

2020年第4四半期 総評

総収入は46億4000万ドルに達し前年比5%増となった。

Baidu Coreの収益は35億4000万ドルに達し前年比6%増となった。

Baidu Coreのオンライン・マーケティング収入は29億ドルで、前年比横ばいとなった。Baidu Coreの非マーケティング収入はクラウドなどのサービスが牽引し6億4500万ドルに達し、前年比52%増となった。

販売費および一般管理費は、プロモーション費用の増加などにより、前年同期比29%増となった。

研究開発費は、人件費の増加などにより、前年比19%増となった。

 

2021年第1四半期 ガイダンス

2021年第1四半期の売上高は40億ドル~44億ドルで、前年比15%から26%の成長率を見込んでいる。

Baidu Coreの売上高は前年比26%から39%の間で成長すると想定している。

また、このガイダンスには、YY Liveの買収による潜在的な貢献は含まれていない。

 

BIDU 2020 4Q決算の所感

※ここからは個人の見解になります。

百度の決算を受けて個人的にはすごく良い決算に思えました。

百度は現時点ではまだ目先の決算というより事業のビジョン、方向性を確認する企業と考えていますが、今回は数字としても今までの取り組みが功を奏している様子が伺えました。

事業のビジョン、方向性に関しては言うまでもなく、AIリーディングカンパニーとして堅調に業界をリードしている様子が伺えます。

現在、百度は広告収益であるマーケティング収益が一番大きいですが、広告収益に依存したビジネスモデルからの脱却、AI企業への変身に全力で取り組んでいます。

なので私が唯一百度の決算で注目している数字は「Baidu Coreの非マーケティング収益」です。

(Baidu全体だとiQIYIという動画配信サービスが含まれるため、純粋な現在の注力分野の成長に確認する意味でBaidu Coreの非マーケティング収益に注目してます。)

Baidu Coreの非マーケティング収益は6.45億ドルでYoY+52%とIRに記載されていました。

これだけ見ても十分凄い内容で良い決算と言えると思います。ただ、今回は一歩踏み込んでQoQの伸び率を前の数字と比較して計算してみました。

2020 3QのBaidu Coreの非マーケティング収益を確認すると4.34億ドルであり、なんと3カ月で48%成長してることがわかりました。

これには驚きましたが、ここ数カ月で収益化が進み、業績に大きな影響を与えだしていると読み取れます。

このまま成長力を維持できるかはわかりませんが、少なくとも今回のBaidu Coreの非マーケティング収益、つまりAIやクラウド事業がわずか3カ月で異常に伸びていたことがわかります。

 

まとめ

今回は百度の決算のまとめと、最後に少しだけ私の所感を述べさせていただきました。

全体収益はYOY+5%と見かけ上はインパクトがない決算と感じる方も多いと思いますが、Baidu Coreの非マーケティング収益に注目するとYoY+52%、QoQ+48%とAIやクラウド事業の勢いが増し好調に推移していることがわかります。

今までは自立走行やクラウド事業、AI事業などのニュースや事業状況から期待感で株価が上がっていた印象がありますが、今期からその投資が決算の数字として実を結びだしてきたのではないかと思います。

今後も引き続き期待したいと思います。

最後までご覧いただき有難うございました。Twitterもやってますので yu (@yu_techs) をフォローお願いします。

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米国株を中心に個別株やETFなどに投資中。銘柄分析や投資戦略についてのブログを運営。

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