2020年11月3日に行われた大統領選挙も終盤になり、相場の見通しが立ったということでナスダックを中心に株式市場は急上昇しております。11月4日はナスダック+3.85%と爆上げしてますね。
まだ選挙も終わっておらず、法定戦争にまでもつれ込む可能性があるのになぜ既に株式市場はハイテク銘柄を中心に上げているのか、自分なりに調べてまとめたので良かったらご参照ください。
また、今後の株式市場の展望についても触れてますので最後までどうぞ!

私のポートフォリオは一夜にして+7.01%とバグを疑うくらい上昇しておりました。選挙前にハイテク銘柄にフルインベストメントしていたので嬉しい限りです。
2020年アメリカ大統領選挙の現状
2020年11月5日現在は、まだ大統領がどっちになるか確定しておらず大接戦の状態です。
大統領と上院と下院についてまとめると以下の通りです。
- 大統領:バイデン有利(民主党)
- 上院:共和党(ほぼ確定)
- 下院:民主党(ほぼ確定)

まだ大統領も決まってませんが、上院と下院はほぼ確定している状態となります。
金利下落とナスダック急上昇
アメリカ10年債利回り

アメリカの株式市場の温度計でもある10年債利回りは11/4の朝6:00ごろから0.9%近くあったのが0.75付近まで急降下しております。
NASDAQ先物

NASDAQの先物も金利下落に合わせて上昇してます。
金利下落とナスダックが上昇する理由
基本的に長期金利が下落するとハイテクグロース株の理論株価は上昇します。
ではなぜ長期金利は上昇するのかというと、ブルーウェーブ(上院と下院が民主党になること)の可能性がなくなり、仮にバイデンが大統領になったとしても、大規模の財政出動(お金のばらまき)を行えなくなったためです。
大規模な財政出動が行われると国債が増加しし金利が上昇するというシナリオが濃厚でした。しかし、現在のシナリオはFRBによる緩和政策(=債権の購入)期待により、金利が低下してます。

FRBは2023年までは金利は上げないと明言しているので、今後も積極的に国債を購入し、金利上昇の抑え込みを行うと思います。
今後の相場の展望
狙い目のセクター
低金利に強いハイテク企業の上昇が期待できます。

上図は金利と景気における有利セクターの図になります。個人的には業績も上向きなハイテクや、通信・ヘルスケアなどが狙い目かなと思います。
機関投資家の動き
これは、じっちゃま(@hirosetakao)談ですが、機関投資家はリスクを嫌います。先行きが不透明な状態での投資はご法度であり、顧客に対する説明責任がありますし、たとえ上手くいったとしても会社内で評価されないそうです。機関投資家は儲けることよりも社内の評価を気にするため、リスクオフにせざるを得ないというのが現実になります。
ただ、相場の見通しは立ったため、昨晩から機関投資家が参入していると思いますし、今後も大きな出来高になっていくと想像してます。

当然、低金利に強い銘柄を中心に資金の流入があると思います。上手く乗りたいですね。
以上が大統領選挙と今後の相場の雑感です。今後市場がどうなっていくか注視していきたいと思います。
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